8年目の秋

きみが、わたしの人生を変えたであろうあの日から今日で丸8年。色々な景色の道を歩いて今まできたようにも思うし、電車の窓から風景を見ながらあっという間にやってきて、そして「今」をも通過しようとしているようにも思える。そんな、8年目の10月31日です。


自分の周りにも色々なうつくしい景色があるということ。
自分自身をその景色の中に置いてもいいのだということ。
その景色をつなげて生きていくことの出来る素晴らしさ。
・・つなげてきた景色が瞬時に途切れてしまう人間の儚さ。
だけど、ひとの想いはこころの景色であり途切れることも色あせることもないということ。


それを知ったのは17歳の秋のこと。
闇を探すことに慣れてしまったわたしに光さす景色を指差してくれたのは居なくなってしまったきみでした。


名前を口に出すことももうあまりないけれど。あの花のある景色をみればいつもきみを想い出すよ。