献身

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)


最近暇な時間はポケモンばっかりで(腐)活字離れが著しく、この本も友達に借りてしばらく放置していたのですが、今日、2時間強で一気に最初から最後まで読みました。読み始めたら止まりませんでした。
サスペンスで泣ける本って久々かもしれません。
なんというか、、、切ない。
(ちなみに映画は見ていません。。)


最後の最後まで客観的視点のみでスリルがほとんど先行して一気に進むのですが、最後の30ページくらいがもう、、ほんと切ないです。
トリックの謎や理論的な内容にスポットが当たり続けるのに、こういうオチで終わるとは。
この話の主人公(おそらく)である数学者が最後あの形で救われたのかどうかはわからないけど、彼だけが全てを被ってしまうことにならなくてよかったなあ。と思うのが一般的な読者の心理なのでしょう。
彼の気持ちを考えると・・・・やりきれないような気もする。彼の正義は行き場がないと思うし。
ただ彼の全ての真実を理解している湯川先生がいることで、彼のしたことは無意味ではなくなったことはよかったな。


ガリレオシリーズ読破することを決めましたw・・って、何が出ているのかも知らないですけど。。今から調べて明日帰り買お。久々に本の虫。