GO TO DMC

行ってきました、DMC!!
松山ケンイチクラウザーさんが憑依した姿が見たくて仕方なくて。笑
凄かったです。憑依というより寧ろ松山ケンイチは元々クラウザーさんなんじゃないか?と思うほどでした。
そして根岸のときのキモ男っぷりも凄かった。本人が言うとおりうざくてしかたなくてwでも、クラウザーさんになった時の姿を思うと、バンドマンのオンとオフを見たような気がして、ちょっといとおしくもあった。バンギャルは色々と思うことが多い映画じゃないかーと思います。笑


ライブシーンは、臨場感があって迫力もあって松ケンのライブパフォーマンスも素晴らしいし(これはほんとうにすごい!)、音楽もデスメタルというより比較的ポップめなハードコアと言う感じだけど、昔の血が騒ぐ感じでわくわくするし、造り込みに妥協がなくて非常にいい。きわめつけ、KISSのジーンシモンズと松ケンの競演wwwすごすぎます!!知らんかったのでぶっとびました。
いやまぁ、競演の凄さに反して脱力する展開ではあったけどなwそれはおいといて。。


(以下ちょびっとねたばれありです)
終盤の展開では、一度ステージを捨てたクラウザーさんが、ファンに夢を与えている立場であること、ファンが皆自分を待っていることを自覚をして再びステージに向かう、という風に進むのですが、ライブハウスでクラウザーさんを待っているファンの不安と期待とが入り混じった興奮の風景は、自分が大好きだったバンドたちの終焉の時と姿を重ねてしまって、なんだか少し切なくなりました。


そう、丁度昨日は、Laputa最後の日から4年目の日で。
4年前の昨日は、渋公で、涙でぐちゃぐちゃになりながらステージに向かってどうか今日が嘘であるようにと祈りながらライブを見ていました。走馬灯のように頭を駆け巡る7年間の月日を想いながら、終焉をむかえるものの放つ最期の光とエネルギーのうつくしさに目を奪われていました。


映画を見ながらふと思ったことは、あの時、4人の想いはどんなだったんだろう、と。自分たちを、自分たちの音楽を求めるあんなに沢山の人たちを目の前にして、自分の創りあげてきたものと時間を自ら終わらせる瞬間に。


4年前のあの日ライブを終えて、涙で目が真っ赤になりながらも廃人さんは皆笑顔でした。笑顔で抱き合っていた。その姿は、Laputaが10年間で積み重ねてきた時間の結果を映していたように思います。
Laputaに出会えたこと、廃人仲間に出会えたこと、一緒に見てきた数々の素晴らしい景色、自分たちの溢れんばかりの想い、それら全てが、あのライブ後のあの場所に映し出されていた。
そういう風に最期の日を迎えたLaputa自身と廃人さんたちは、きっととてもしあわせだった。少なくともわたしはそうです。
終焉の瞬間に絶望しないことを予想したことがなかったけれど、あの時わたしには絶望は少しもなくて、それまでLaputaと過ごした時間の充足感に満たされていました。
だからこそ、今でも毎年この時期に切なくなることはあっても、哀しくはならない。そして、今でもLaputaに対する想いは少しも薄れていないということを再確認して、過去の時間をたいせつに思うことが出来る。
メンバーも他の廃人さんも、皆そうであればいいな、と思うこの9月5日(昨日ですが。笑)。


まーDMC見てそんな感慨に耽るとは思わなかったですがw、とても面白い映画でした!
きっとDVD買うと思いますwパンフ買わなかったことを後悔!!