大どんでん返し

先週の火曜日、異動が決まりました。
漏れ聞こえてくる情報から、保守やサーバホスティングをしているバックヤード部署へ行くと信じきっていました。
・・・・関西キターーーーーーーーーー(д)゜゜
ほんとに、紙を貰った瞬間、目ん玉飛び出ました。。。。。。。。まさかの、関西。
そういえば先日ここで、関西に戻りたいかもいやでもフクザツ、いいや会社に任せるか!みたいなことを書いたのですが、会社に任せたらまさかの関西でした。こりゃある意味すごい。


・・正直、本当に複雑です。。関西と聞いた瞬間、自分でもふしぎなくらい、「嫌」の一文字だけが頭を駆け巡って、自分がこんなにも東京に愛着を感じていたことを思い知ってしまったのです。この東京でのこれまでの色々な出来事、仕事のこと、先輩や同期のこと、大好きなお店たちのこと、いつも乗っている電車、いつも家に帰るときに通る並木道、2年間住んだこの部屋、書ききれないくらいたくさんの人や物への想いが溢れて、どうしようもなく、哀しくて、寂しくて。


わたしは常に、自分以外の全てが時の流れと共に変化し失われていってしまって、自分だけがその場に取り残されているような感覚に取り憑かれていて、だからこそ、自分が変わらないということだけが自分の唯一性を証明できることだと思っていました。今あるものを失うことへの哀しみと恐れが大きすぎて。
だけど今、わたしはこの地を去り、新しい環境で新しい生活を送らなければならない。自分の意思とは裏腹に。わたし以外の他の人は、今までわたしが居たその場所で、同じように日々を営んでいくと言うのに。わたしの場所には他の誰かが居て、それでもきっと何も変わらずに時間や物事は進行していく。そう思えば思うほどに、この東京と言う場所やここで出会った人たちへの想いが溢れてとまらないのです。きっと、それは未練ともいうのだろうけれど。


昨日、プロジェクトのメンバーにお礼のお菓子を配りながら、もう途中からはうまく話すことも出来ず、自分でも恥ずかしいし馬鹿みたいだけど涙が止まらなかった。この仕事を最後までやり切れない自分の(会社員的)運命への悔しさと、メンバーと離れなければならない、そしてもう2度と会うことの無い人もいるのだという現実の寂しさと哀しさに。
今までこんな適当でやる気があるのか無いのかもわからないようなわたしを見捨てずに、真剣に教え、世話をしてくれた先輩、10才以上も年の離れた一人だけ女子のわたしを可愛がってくれた先輩たち。こんなにもわたしは恵まれていたのかと、離れなければならない時になってやっと思い知るわたしはなんて幼稚で馬鹿なんだろう。自分の仕事に対する中途半端な姿勢を思うと、申し訳なくてたまらない気持ちとともに、わたしと一緒に仕事をしてくれていた先輩たちの心の広さと優しさが心にしみて、涙が止まらないです。
最後まで一緒に仕事がしたかった。それがいちばんの心残り。


今日は土曜出勤で、出張へ行き、このPJでの最後の仕事をしてきました。初めて完全に一人で、現場作業監督とお客さんの対応。トラブルもあったし時間も押してお客さんを終電にしてしまったけど笑、きちんと、出来た。最後にお客さんが笑顔でお疲れ様と言ってくれたこと、電話での先輩のありがとうと言う声を聞いて、「わたしのここでの仕事は終わってしまった」という寂寥感と共に、今までに感じたことの無い充足感を感じることが出来たです。
今日を終えて、わたしは関西へ行くのだという事実をきちんと受け入れられたような気がする。


きっと何も変わらない。関わる人や場所は変わるけれど、出逢った人と、その事実と、お互いの相対関係が消えるわけではない。それだけのこと。


今この大きな転機をきちんと正面から捉え成長することが、お世話になったこの人たちへわたしが出来るいちばん大きなこと。
がんばろう。