異世界

やはり世の中には自分と相容れない人も物もあって、それに気づくのはすこし時間が必要なのかもしれない。接していると気づかないから。わたしはいつも何かと同化したがるけれど、それが本当は必要のない無意味なことであったり、どうやったって不可能なことだって多い。そして、それってきっととてもふつうなこと。そして、そういった物事と対峙することによって、自分では気づかない世界にすこし触れて、それで何かが開けるのならば、すべて無駄ではない。きっと。だから背けないようにしよう。それがたいせつ。