遷ろう

母から、祖母が認知症になったと電話。
頭がよくてとても気の強い人だっただけに、まさか、と思ったけれど、ずっと足が不自由で神経系をやられていたので、母はいつか来るだろうと思っていたとのこと。
何かを忘れたりしているようではないみたいだけど、布団の引き方がおかしいから寝られないと言って、何度布団を引きなおしても納得しないらしい。その後病院に行って、認知症であるという診断を受けたそうだ。
母は気丈だったけれど、自分の親が普通じゃなくなったらと考えると、今までの記憶がフラッシュバックして、ただただ切ない。
誰もが年を重ね老いていくけれど、やはり、近しい人がどんどん死に近付いていくのを目の当たりにするということは、つらい(まだ全然生きて動いているけれど!)。


来年の1月はもう今年のようなお正月は過ごせないのだろうなあ、とか、ひ孫を抱かせてあげることは出来ないんだろうなあ、とか、普通の状態のおばあちゃんとの会話は先々週に会ったときが最後だったんだなあ、と思うと、なんとも言えず涙があふれてしまう。


次会いに行ったときは、いつもどおり、笑って話をしようと思う。